2020年9月3日木曜日

死生観(9/1)

幸せについて考えると、いずれ死に繋がるのではないかなと、伊藤さん。
死生観についていろいろ話しました。
小さいころ、母親が死ぬのがこわかった人はどのくらいいるのでしょうか。
この日の稽古場にいた人はみんなこわかったそうですが、多くの人に共通している考えなのでしょうか。

死んだらどうなるかも考えをシェアしました。
生まれ変わりたいという人もいますが、生まれ変わるのも人だけと思っている人、人以外にも生まれ変われると思っている人、様々でした。
 


最後は大きな声、小さな声で幸せについて話をしました。
大きな声の場合は部屋の端と端に立って、小さな声の場合は背中合わせで相手にだけ聞こえるような声で話しました。

背中合わせで話しているとき、途中からゆっくり前に歩き出すパターンもやってみました。
つまり、相手の声がどんどん遠くなって聞こえにくくなるのです。
最初は普通に会話ができていたのに途中から「え?なんて言ったの?」となり、会話が噛み合わなくなっていく様が、なんだか年老いて耳が遠くなって相手の言葉が聞こえなくなっていくような、死に近づいているようにも見えて、面白かったです。

幸福な質問(8/25)

今日も上演を行いました。いつもはわらべ歌で創作していますが、今回は谷川俊太郎の詩で創作しました。
一度上演したあと伊藤さんより「こうしたらどうなる?」というオーダーが出て、それを受けてもう一度創作、発表しました。



 そのあとは、幸せについて質問するワークを行いました。
おーなり由子著「幸福な質問」を先週読みましたが、それを二人組でやってみました。
「幸福な質問」は二匹の仲のいい犬の会話で、片方が

「もしも、明日の朝 おきたら わたしが、まっ黒なクマに なっていたら あなた、どうする?」

というような質問をします。すると、相方の犬が、

「そりゃあ びっくりするな。『ぼくを食べないで』って言うよ それから 朝ごはん 何か食べたいか きいて、用意してあげる やっぱりハチミツ、好きかな?」

というふうに答えます。

このような「もしわたしが、あした○○だったらどうする?」というような4つ質問を考えて、5つ目には「もしもわたしが あした死んだらどうする?」と聞きます。
回答は自由で、その場で思ったことをいいます。
「〜〜しようと思います」と答えるとちょっと二人の距離が遠く感じてしまうので、「〜〜するよ」と答えたり、どう会話したら幸福度が増すか考えました。

答える内容も現実的なものより、少し空想的なものの方が幸福度が増すかもしれません。
「あした死んだら」という質問に対して「えっととりあえず病院に連絡して…」より、例えば「見晴らしのいいところにおはかを作ってあげる」とか、そういう現実ではできないことでも、答えていいのです。

他者を受け入れること、受け入れられること。それも幸福のひとつのかたちかもしれません。

2020年8月24日月曜日

「幸せについて」の作品

今日は久しぶりにわらべうたで上演を行いました。
同じテキストなのに全然違う作品が生まれて、当たり前ですけどとてもいいなと思いました。
お互いの作品を見合い、相手の作品を再演するということをやりました。

人数の関係で私もはいりました。
相手に意見をいうことは少しむずかしいですが、共に創作する上でとても大切ですね。
一緒につくるということに私も慣れていきたいなぁと思いました。

そのあとは課題の発表をしました!
幸せについて、と聞いて思いつく本や映画、何か作品などを選び、それをプレゼンしました。
この作品と自分の幸せがどうやって結びつくのかまだはっきり分からないけど、というような人がいて、とてもいいなと思いました。
これからどうやって言葉になっていくのかなとドキドキしています。

 


2020年8月6日木曜日

好きな曲紹介(8/4)

今日は参加者がとても少なくて、二名でした。
でもその分いろいろ話すことができました。

まずは先週同様、体操をしながらコロナ小話をしました。
他県ナンバー狩りの話や、病院で最期の看取り時にタブレットが導入されている話、職場での話などなど。
日々情報が更新されていきます。
毎週何かお話しできるのはとてもいいなと思いました。

それから、伊藤さんが観劇したお芝居の話もありました。
伊藤さんは芝居をする上でお客さんの安全を確保することはもちろんのことだけど、出演者同士のコンセンサスの取り方が気になったそうです。
役者同士はとても距離が近くて、飛沫が飛ぶこともあります。
どうやって上演時に出演者の安全を確保するのか、考えていきたいと思います。

それから、好きな曲を一曲紹介するワークをしました。
紹介者はみんなの前に出て、その曲にまつわるエピソードを話し、それからみんなで聞きました。
自分の中身を曝け出しているようで恥ずかしいけど、でも自分の好きな曲を紹介できる嬉しさもあったというような感想が出てきました。
そのあとも、「私たちは舞台に何をみているのか?」「劇場に入って一番に見るものは何か?」など質問が伊藤さんから出て、いろいろシェアしました。

テーマは引き続き「しあわせについて」です。
しばらくいろんなワークが続きます。

2020年7月23日木曜日

幸せの再現(7/21)

伊藤ラボはいつも体操から始めますが、今日は一人ずつ最近感じているコロナニュースをしゃべりました。
職場の様子やお友達と会うとき、新聞に載っていた親子の話など。
ひとりずつコロナウィルスに対して考えていることは違います。思っていることをシェアできるのはとてもいいなと思いました。

そのあとは、距離をとって壁を向いて、少し大きな声で歌をうたってみました。
最近は大きな声を出すのも対策の一つで控えていますので、楽しかったです。




そのあとは先週の続きで、幸せについてのワークです。
イスに座って、相手に「いま幸せ?」と聞きます。フリートークです。




最後は話す中で出た一場面を再現してみるということをしました。
久しぶりに友達と居酒屋であった場面、パートナーと部屋にいる場面、お菓子を食べて冗談を言い合う場面などなど。
実物との違いも感じながら再現しました。
一緒に場面を再現する人がその場面に幸せを感じることに共感できるかどうかも、その場面を再現するうえで大事なポイントのようです。

次回は8月です。
暑くなっていきますが、コロナウィルス対策をしながら稽古を進めていきます。

2020年7月15日水曜日

あなた、しあわせですか?(7/14)

再開後、二回目のラボです。なんと新しい方が増えました。とてもうれしいです。
見学の方も来てくださって、フレッシュな気持ちで、久しぶりのワークを行いました。
わらべうたを元に何かを創作して、上演します。


新しい方と見学の方はもちろん初めてのワークだったのですが、いろんな工夫が盛り込まれていて、とてもおもしろい上演でした。
伊藤さん曰く、言葉と動きに説明的なつながりがない方が印象に残る、と。
なぜそんな動きを?と考えてしまう動きがいくつかあって、おもしろかったです。



そのあとは、伊藤ラボでは初めて脚本を読みました。
山﨑哲氏の「ジロさんの憂鬱」という、1983年に東京都練馬区で起きた凄惨な殺人事件をもとに描かれた作品です。(お調べになる際はお気をつけください)
脚本の冒頭数ページを読みました。
「あなた、幸せですか?」というような、幸せについてのセリフがいくつかあります。
伊藤ラボではコロナウィルスで休講になる前から、幸せについて考えてきました。
それはこれからも変わらずテーマになるようです。
シーン稽古はせず、ぼんやりゆったりした、でもどこか不気味な、幸せについて言葉を交わす夫婦の空気感を感じながら読んでみました。

幸せに関するワークは、これからも続きます。

伊藤ラボ再開しました(7/7)

3月から4か月間、コロナウィルスの影響で休講していましたが、無事に再開することができました。
いつも通りみんなで体操をして、身体をほぐしました。
そのあと、休講期間中に何をしていたか、どんなことを思っているかをシェアしました。




いまのこの状況をどう思っているか、の問いに、「分からない」という答えがありました。
この先どうなっていくのか、2月に本当に本番ができるのか?
この状況下でどんな演劇が生まれるのでしょうか。


伊藤ラボは、これまで身体のふれあいを大切にしてきました。
てのひらに触れたり、触れられたり、お互いの身体をマッサージしたり。
でもこの状況ですので、今日は「ノー・タッチ」を掲げて進めていきました。


糸電話で会話してみたり(思ったよりも聞こえなくて早々に断念)、二メートルをはかって立ってみたり、ラップ越しに触れてみたり。

久しぶりでしたが、伊藤ラボらしい、いろんな試みがもりだくさんの時間でした。
ゆっくりと動き出していきます。